当たり前のように、抗がん剤をうけてる世の中
2005年 11月 09日
乳がん患者の中で、抗がん剤を投与した経験のある人はかなりいると思う。
早期発見でも、当たり前のように化学療法を提示され、後々後悔するよりしておいた方がいいというのか、抗がん剤治療をしている。
成長期のお子さんがいて、少しでも長く…やれる治療はしておきたい…というなら、それも分かる。
でも、どうしても、この、抗がん剤の治療が当たり前になってる風潮に待ったを入れたい。
私は、別に抗がん剤を否定しているわけではない。それが必要な人もいる。
ただ、ほんの数%生存率が上がるための人が、抗がん剤治療でのデメリットを天秤にかけ、それでも抗がん剤を選ぶべきかを考えてほしいという事である。
みんな、抗がん剤治療が終われば、髪の毛が生えてくるから…といった励ましをするが、抜け始めた時のなんともいえないショックはあとを引きずるし、抗がん剤治療を終えてから9ヶ月経った今も、治療のあとが見える髪型でしかないし、ベッドから起きれない期間やプライベートを楽しめない期間を考えると、正直、生きていた期間に含まれないくらいだ。
高い治療費払って、ハゲて、苦しんで、悲しんで、寝たきりで、カツラに金がかかって、人の目を気にして消極的になり、社会復帰も遅れ、その治療を選んで何が得なのか…。
本当は、抗がん剤治療をしなくてもいい人、いるんじゃないですか?
by sunfacesunface
| 2005-11-09 22:53
| 【乳がん】